園長の部屋 第42回

チョウジソウ

チョウジソウ(丁字草)
  • 学名:Amsonia elliptica
  • 分類:キョウチクトウ

「チョウジソウ」という名前の由来は2説あります。
「花を横から見た時の形にちなんで付けられた」という説と、
「チョウジノキの花蕾を乾燥させた香辛料クローブ(丁子)の形に
チョウジソウの花蕾の形が似ていることから名付けられたと」いう説です。

チョウジソウはやや湿った所に生える多年草です。
茨城県にも自生しています。
小貝川のほとり、エノキやクヌギの林下などに
生育していますが、河川敷の工事などで
生育環境が悪化し、個体数が減少しています。
茨城県では絶滅の恐れがある「危急種」に
指定されています。

現在、水戸市植物公園の小池周辺で
チョウジソウをご覧いただけます。

  • 場所 小池の脇
  • 更新日 2013年5月15日