園長の部屋 第19回

水戸徳川家の蘭

水戸徳川家第14代当主 徳川圀斉氏は,洋ランの中でも「パフィオペディルム」にこだわって育種をされました。 育種をして生まれた花にはヤミゾ,カシマ ナダなど,茨城県にちなんだ名前のものがあります。
特に白い花を愛されたので,最もお気に入りの白い花には,常陸太田にある真弓山で採れる白い寒水石にちなみ「マユミ」と名づけています。
こうして育種されてきた花々は,開花期にあわせ,展示会で公開しています。

水戸徳川家の蘭期間 平成24年2月18日(土)~3月4日(日)

個々の花の魅力はもちろん,ボタニカルアートで描いたランもお楽しみいただくことができます。

蘭科協会洋ラン展

徳川圀斉氏が初代会長を務められた愛好会「蘭科協会」の洋ラン展です。
デンドロビウム・パフィオペディルムをはじめ,さまざまな属のラン約200鉢以上をを展示しています。

  • 場所 植物館
  • 更新日 2012年2月29日