植物公園の今

西川園長のつぶやき その18

9/212021

9月21日

 幸せを呼ぶ、蝶のような純白の花。 Hedychium coronarium 和名を花縮紗(はなしゅくしゃ)。英名をGarland lily、Ginger liliy。
 ショウガ科ヘディキウム属ですが、ユリを思わせる名前が付いています。ハワイではホワイトジジンジャーリリーの朝摘みの蕾だけを使ってレイを作り 花嫁の首にかけるとか。クチナシを思わせる甘い香りで花嫁を祝福するのでしょう。
 夏の終わりから初秋にかけての夕方、甘くやさしい香りが漂います。

 今から30年以上前、福岡市植物園を訪問した時、分けていただいた 思い出の株Crinum amabileです。 ヒガンバナ科ハマオモト属 原産地はスマトラなどアジアの熱帯地域。 草丈1.5mほどの大型。
 英名はPurple spider lily, Pink giant spider lily
 spiderは蜘蛛。Lilyはユリ。細い花弁が蜘蛛とユリを連想させるのでしょうか。種小名のamabileは「愛らしい、可愛い」という意味です。
 おかげさまで株が増え、美しく咲いています。

水戸市植物公園 園長  西川 綾子