園長の部屋 第8回
魅力満載!メキシコのサルビア
植物公園では,サルビアフェスティバルが始まります!

メキシコのサルビアいろいろ

*平成22年撮影(10月20日)
世界には,900種類以上ののサルビアが分布しているといわれます。
今回は,約300種と最も多くが分布する「メキシコのサルビア」をご紹介します。
メキシコのサルビアは,分布数が多いだけでなく,園芸的に利用価値の高い種類がたくさんあります。

サルビア‘イエローマジェスティ

メキシカンセージ
魅力その1 花色
赤・桃色・青・水色・黄色・白など,花色が豊富です。
特に,黄色のサルビアは珍しく,サルビア‘イエローマジェスティ’は,花壇や寄せ植えで利用できる貴重な種類です。
魅力その2 初夏から秋まで大活躍!
さまざまな開花期のものがあるため,季節にあったサルビアの魅力が楽しめます。
たとえば,初夏は青い花が美しいS.パテンス,初夏~秋までなら桃色や赤などの花
がかわいいS.コッキネア,秋には,様々な秋咲きのサルビアが楽しめます。
魅力その3 秋花壇の主役級が勢ぞろい!
秋咲きのS.‘イエローマジェスティ’,メキシカンセージ,パイナップルセージ,S‘アンソニーパーカー’などは、早くから苗を育て仕立てると,
大きさ,花色ともに申し分なく,紅葉する木々にもぴったりな秋花壇の主役になります。
そのほかも,葉が魅力的な品種などなど,語りつくせない魅力にあふれています!
だまされちゃった!?サルビアの開花調節

サルビアには,短日性の品種があります。(日長が短くなると花芽がつく植物)
夕方まだ明るい頃から朝まで遮光ネットをかけ,暗い時間帯を長くすると,
植物は日が短くなったと感じて花芽をつけるのです(短日処理)。
短日処理を行うことで,本来10月半ばから咲くサルビアの花を9月下旬にも見ることができます。
- 場所 緑陰広場(サルビアフェスティバル会場)
- 更新日 2011年9月30日