水戸 養命酒薬用ハーブ園

水戸 養命酒薬用ハーブ園は2つのエリアに分けられます。 ハーブを五感で楽しむ「ハーブガーデンエリア」と, 古くから伝わる薬草を学ぶ「江戸時代の水戸藩にまつわる薬草エリア」 から構成されています。

平成29年4月29日(土)オープン!

平成29年4月29日(土)は水戸市植物公園の開園30周年の記念日でした。 この日に合わせて,園内の薬草園を拡張整備した「水戸 養命酒薬用ハーブ園」はオープンしました。

ハーブガーデンエリア

看板は美しい石積みで作られています。 イングリッシュガーデンの伝統的な「ドライストーンウォーリング」という工法を用いています。 石もイギリスのコッツウォルズストーンを使用しています。

ハーブエリアには大きなキハダの木があり,エリアのシンボルになるとともに木陰を与えてくれます。 その周りにはウッドデッキがあり,座りながらハーブ園でゆったりと過ごせます。

江戸時代の水戸藩にまつわる薬草エリア

水戸藩は薬草と縁が深く,水戸黄門こと徳川光圀は日本最古の家庭療法の本「救民妙薬」をまとめさせ, 偕楽園と弘道館を創設した徳川斉昭の時代には,弘道館の薬園で栽培されていました。 当エリアでは,そのような水戸藩にゆかりのある薬草を中心に栽培しています。

縁取りには意外にも「瓦」を利用しています。 実は,この瓦は弘道館創建時の屋根瓦です。 東日本大震災で被災し,再利用できなくなったものを譲り受け,用いています。 かつて薬園があった弘道館の瓦が現代の公園の薬草園に,不思議な縁で巡ってくることとなりました。

令和2年「水戸 養命酒薬用ハーブ園 トライアルガーデン」がオープン!

協定のシンボルである「水戸 養命酒薬用ハーブ園」に加え,薬草やハーブの試験栽培用ガーデンである「水戸 養命酒薬用ハーブ園 トライアルガーデン」がオープンしました。(写真は薬剤師のバラとも呼ばれる「ロサ ガリカ」)