植物公園の今

西川園長のつぶやき その4

6/222021

6月22日

 内藤記念くすり博物館で分けていただいたLithospermum erythrorhizonムラサキが,果樹温室脇の花壇で開花中。万葉集に登場するほど歴史は古く,薬用、染色に用いられて来た貴重な植物です。江戸時代の医師 華岡青洲先生が作られた軟膏「紫雲膏しうんこう」にも用いられます。
 現在,自生はほとんど見られず、絶滅危惧種に指定されている薬草。栽培は難しいです。

 果樹温室内ではBackhousia citriodoraレモンマートルが開花中。オーストラリア原産のフトモモ科バクホウシア属。「レモンよりレモン」「レモンハーブの女王」と言われるほど,葉は爽やかなレモンの香りがします。

水戸市植物公園 園長  西川 綾子